Inspiron5491(Core i7-10510U 搭載)にマルチブートでCentOS8, Fedora31, Ubuntu19.10, LinxMint19.3をインストール(2)

前回のブログ記事 「Inspiron 5491(Core i7-10510U 搭載)にマルチブートでCentOS8, Fedora31, Ubuntu19.10, LinxMint19.3をインストール」の続きです。

● CentOS 8の場合

[インストール完了後の作業]
CentOS 8の場合、インストールが完了した後にはランレベル5(graphical.target)で立ち上がりますが、画面が黒くなったままで何も表示されません。
そのため、インストールが完了した後は自動で立ち上げずに最初のGRUB起動メニューでカーネル行に「3」(ランレベル3、multi-user.target)を追加して起動し、ログインします。
その後、root権限でXorgのディスプレイドライバを「dnf install」コマンドでインストールするか、あるいはインストールDVDからインストールします。

ネット接続がない場合は以下のようにしてインストールDVDからインストールします。

# mkdir /mnt/cdrom
# mount /dev/sr0 /mnt/cdrom
# cd  /mnt/cdrom/AppStream/Packages
# rpm -ivh libXvMC*x86* *xat*x86* *xorg*drv*x86* --force  ←ディスプレイドライバはすべてインストール(その方がコマンドラインが簡単。インストール済みのものは上書き。)
# ls /usr/lib64/xorg/modules/drivers/
ati_drv.so    fbdev_drv.so  modesetting_drv.so  qxl_drv.so     v4l_drv.so   vmware_drv.so
dummy_drv.so  intel_drv.so  nouveau_drv.so      radeon_drv.so  vesa_drv.so

この後、再起動するとGNOMEディスプレイマネージャの画面が表示され、ログインできます。

[WiFi 6への対応]

Fedora 31のカーネルを使用し、Fedora 31の/lib/firmwareの下のWiFi6対応のファームウェアをCentOS 8の/lib/firmwareの下にコピーすることでWiFiが使えるようになります。

以下はCentOS 8で、設定後のカーネルとファームウェアを確認する例です。

# ls /boot/vmlinuz*x86_64 /boot/initramfs*x86_64.img
/boot/initramfs-4.18.0-80.el8.x86_64.img   /boot/vmlinuz-4.18.0-80.el8.x86_64
/boot/initramfs-5.3.7-301.fc31.x86_64.img  /boot/vmlinuz-5.3.7-301.fc31.x86_64
# ls -F /lib/modules
4.18.0-80.el8.x86_64/  5.3.7-301.fc31.x86_64/
# cat /boot/loader/entries/ca0b2938ea204cfda9387f2a246c45cf-5.3.7-301.fc31.x86_64.conf ←Fedora31の/boot/loader/entries/の下からコピーして、titleを若干編集
title CentOS 8 (5.3.7-301.fc31.x86_64)
version 5.3.7-301.fc31.x86_64
linux /vmlinuz-5.3.7-301.fc31.x86_64
initrd /initramfs-5.3.7-301.fc31.x86_64.img
options $kernelopts
...(以下省略)...

# cat (Mintの/boot/grub/の下の)grub.cfg  ←抜粋表示。マルチブートのメニューにMintのgrub.cfgを使っているので、エントリを追加
menuentry 'CentOS Linux 8 (vmlinuz-5.3.7-301.fc31) (on /dev/nvme0n1p8)' --class centos --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'osprober-gnulinux-simple-5e05343d-e553-4890-8551-13ea6320cceb' {
        insmod part_gpt
        insmod ext2
        if [ x$feature_platform_search_hint = xy ]; then
          search --no-floppy --fs-uuid --set=root  7343c054-62fb-491c-a16e-211f1d3d29a8
        else
          search --no-floppy --fs-uuid --set=root 7343c054-62fb-491c-a16e-211f1d3d29a8
        fi
        linux /vmlinuz-5.3.7-301.fc31.x86_64 root=/dev/nvme0n1p8 noapic nomodeset
        initrd /initramfs-5.3.7-301.fc31.x86_64.img
}
set timeout_style=menu
if [ "${timeout}" = 0 ]; then
  set timeout=10
fi

# ls /lib/firmware/iwlwifi-Qu* /lib/firmware/iwlwifi-cc* 
/lib/firmware/iwlwifi-Qu-b0-hr-b0-48.ucode  /lib/firmware/iwlwifi-QuZ-a0-hr-b0-48.ucode
/lib/firmware/iwlwifi-Qu-b0-jf-b0-48.ucode  /lib/firmware/iwlwifi-QuZ-a0-jf-b0-48.ucode
/lib/firmware/iwlwifi-Qu-c0-hr-b0-48.ucode  /lib/firmware/iwlwifi-cc-a0-46.ucode
/lib/firmware/iwlwifi-Qu-c0-jf-b0-48.ucode  /lib/firmware/iwlwifi-cc-a0-48.ucode

備考)
elrepoのカーネルと以下のURLにあるファームウェアを使用してもできると思われます。

https://elrepo.org/linux/kernel/el8/x86_64/RPMS/
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000005511/net...
あるいは、
https://wireless.wiki.kernel.org/en/users/drivers/iwlwifi

しかし、1/22/2020時点の最新カーネルパッケージkernel-ml-core-5.4.13-1.el8.elrepo.x86_64.rpmをrpmコマンドでインストールしようとすると実行中のままで完了しません。
またあとで試してみようと思います。

● Linux Mint 19.3の場合

[インストール完了後の作業]
Linux Mint 19.3の場合、インストールが完了した後にはランレベル5(graphical.target)で立ち上がりますが、画面が黒くなったままで何も表示されません。
そのため、インストールが完了した後は自動で立ち上げずに最初のGRUB起動メニューでカーネル行に「noapic nomodeset」を追加して立ち上げます。
立ち上がるとユーザoemでログインした画面が表示されます。(デスクトップ環境はCinamonです。)
このあと、以下の作業を実行します。

1) /boot/grub/grub.confを編集してカーネル行にオプション「noapic nomodeset」を追加します。
2) デスクトップの画面に表示されているアイコン「エンドユーザへの出荷準備」をクリックして、一般ユーザを登録します。

以上で設定が完了したので再起動して立ち上げます。

[WiFi 6への対応]

CentOS 8で行ったのと同等の作業をUbuntu 19.10のカーネルとファームウェアのファイルのコピーにより行います。
/boot/grub/grub.cfgにはUbuntu 19.10のカーネルを使用したエントリを追加します。