ASUSノートPC X202E: EFI による「Linux + Windows8」マルチブート(2)

[ EFI設定画面 ]

前回のブログに続き、ASUSのノートPC X202EにLinuxをマルチブートでインストールする場合のEFI設定画面について書きます。

X202EではAmerican Megatrends社のEFIが使われています。DVDドライブをUSB接続してLinuxをインストールする時、またインストール後にLinuxを立ち上げる時、EFIの設定画面でパラメータを変更する必要があります。

  • EFI設定画面を呼び出すには電源投入後にF2キーを押す

  • CSMの設定(「Launch CSM」と表示される)
    - 工場出荷時はdisable。
    - Fedora18と Ubuntu13.04のインストールの場合はISOイメージ(DVD)をEFIで起動できるので、CSMはdisableのままで良い。
     CSMをenableにした場合はインストールはできてもEFI NVRAMにブートエントリを登録することはできないはず。なのでCSMはdisableが良い。
    - Scientific Linux6.4のインストールの場合(CentOS6.4でも同じはず)はISOイメージ(DVD)をEFIで起動できないので、CSMはenableに設定する。
     インストーラ(anaconda)はMBRパーティションだけでなくGPTにも対応しているのでインストールはできる。
  • Secure Bootの設定(「Secure Boot Control」と表示される)
    - 工場出荷時はenable。
    - Fedora18のインストールの場合はISOイメージ(DVD)はSecure Bootに対応しているのでenableのままで良い。disableにしても良い。
     enableにした場合はDVDからの起動時に「Binary is verified by the vendor certificate」のメッセージが表示される。
     enableにしてインストールするとインストーラ(anaconda)によってshimを使ったSecure Bootの設定が行われる。
     disableにした場合はDVDからの起動時に「Secure boot not enabled」のメッセージが表示される。
    - Ubuntu13.04のインストールの場合はSecure Bootをdisableにする。
     Secure BootをenableにするとDVDからの起動時に GRUBメニューを選択した後、画面に何も表示されなくなる。Secure Bootに対応していないのか?
     disableにした場合はDVDからの起動時に「Secure boot not enabled」のメッセージが表示される。
    - Scientific Linux6.4のインストールの場合(CentOS6.4でも同じはず)はCSMをenableにするためにSecure Bootをdisableに設定する。
     (Secure BootがenableだとCSMをenableにできない)

  • 設定変更を保存して終了する場合はF10、変更を保存せずに終了する場合はESCキーを押す

  • [EFI設定画面 - CSMとBoot Option Prioritiesの設定]
     

    • 上記の画面のBoot Option #1にはEFIが自動検知した外付けUSB-DVDドライブが表示されています。(DVDメディアを入れておかないと検知されません)
    • Boot Option #2~#5には既にEFIのNVRAMに登録済みのブートエントリが表示されています。
    • Fedora18とUbuntu13.04の場合はインストーラ(anaconda)がブートエントリを登録します。
    • EFIからLinuxを立ち上げて(CSMをdisable)、efibootmgrコマンドでブートエントリの表示、登録、削除ができます。Scientific Linux6.4はこの方法で登録しました。
    • Windows8に加えて、試しにFedora18, Ubuntu13.04, Scientific Linux6.4をすべて登録しましたが、実際に使う上ではFedora18か Ubuntu13.04だけを登録してGRUB2のメニューにマルチブートの設定をすれば充分です。
    • 使うOSがほとんど固定されているのであれば、GRUB2にマルチブートの設定をしなくても上記画面のようにすべて登録して、Boot Optionの優先順位の切り替えでもマルチブートできます。
    • EFIは指定されたBoot Optionを上から順に試して、起動できるOSを立ち上げます。

    [EFI設定画面 - Secure Bootの設定]
     

    次回はSecure Bootについて書きます。