忙しい時期を脱した。 そんな中『脳の中の身体地図』という本にたどり着いた。 そこには「ボディ・スキーマ」についての記述があった。ボディ・スキーマとは、たとえば、帽子をかぶったら、その人は帽子を自分の体の一部と認識してしまう、というものだ。 これは、私たちが日常で何かしらの道具を操作するとき、その操作に熟練してくると、道具が体の一部になったかのように、道具の存在すら忘れてしまうことがあるのと同じだ。 ということで、盤上に置かれた碁石であっても、「ボディ・スキーマ」で、自分の体の一部と認識すれば、石との一体感が得られるのではないだろうか。 そうすることで、石の位置や形を自分の体の一部であるかのように、操作できるようになるかもしれない、と淡い期待を抱く。 |
|||
新しいコメントの投稿